佐鳥SPテクノロジ株式会社

  1. TOP
  2. 佐鳥SPテクノロジ株式会社
  3. お役立ちコラム
  4. 産業用途向けHIKSTORAGE社製SATA SSD V310のパフォーマンスについて

産業用途向けHIKSTORAGE社製SATA SSD V310のパフォーマンスについて

投稿日:2023/10/10

更新日:2023/10/10

 

佐鳥SPテクノロジ社で取り扱っています産業用途向けSATA SSDの中から、今回はHIKSTORAGE社製 V310の2.5inch形状の256GBと512GB modelについて、パフォーマンスを測定してみたいと思います。

HIKSTORAGE社製SATA SSD V310シリーズについて 

HIKSTORAGE社製V310は、産業用途向けに開発された製品であり、3D NANDを採  用したSATAインタフェースの製品となっております。



V310シリーズには、今回パフォーマンス測定を行った2.5inch形状のV310のほかに、mSATA形状のV310M、M.2-2280形状のV310Nの3つのフォームファクタが用意されております。

V310の仕様について

HIKSTORAGE社製V310の主な仕様は、以下の通りです。



測定PC環境

今回のパフォーマンス測定で使用するPCの仕様は、以下の通りです。

CPU インテル Core i7-11700

チップセット インテルB560

メモリ   8GB

OS Windows 11  64ビット

 

パフォーマンス測定結果

(1)Crystal Disk Mark

まずは、皆さんもよくご存じのパフォーマンス測定ソフトウェアである、「Crystal Disk Mark」で測定しました。

 

【Cristal Disk Markとは】

各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフトです。

https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/

 

・V310 256GB測定結果

Sequential転送速度の測定ではスペックを満たす結果でした。
V310.3.png


・V310 512GB 測定結果

256GBと比べてSequential Writeの転送速度はかなり速くなっています。


 

 

(2)Sequential Read/Write(TxBench)

次は、株式会社Texim社が提供している「TxBench」にて、SSD全体のSequentialパフォーマンスを測定してみます。

 

【TxBenchとは】

SSDやHDDなどのストレージ性能を計測するベンチマークソフトウェアです。

https://www.texim.jp/txbench.html

・V310 256GB 測定結果

Read、Writeともに、安定した転送速度を実現しています。

 

 

・V310 512GB 測定結果

Read、Writeともに、安定した転送速度を実現しています。Write転送は256GBより速くなります。



 

 

(3)Random Read/Write(Iometer)

 

最後に、「Iometer」にて、Random R/W混在のパフォーマンスを測定してみます。

 

【Iometerとは】

Iometer は、もともとインテル社によって開発され、その後Open Source Development Lab (OSDL)に譲渡されました。現在はIometerプロジェクトとして、SourceForge.netに登録され提供されている単一システムおよびクラスター化システム用の I/O サブシステムの測定および特性評価ツールです。

http://www.iometer.org/

 

・V310 256GB 測定結果

ランダムReadとランダムWriteの割合を変えて測定しましたが、ランダムWriteの割合が多い方が速い傾向があります。

 

 

・V310 512GB 測定結果

ランダムReadとランダムWriteの割合を変えて測定しましたが、ランダムWriteの割合が多い方が速い傾向があります。512GBの方が、256GBよりもWrite転送速度が速いため、256GBと比べると全体的に転送速度は上がっています



評価結果まとめ

産業用途向けSATA SSDのV310のパフォーマンスを測定してみました。

Crystal Disk Markによる部分的な転送速度測定だけではなく、全面のSequential ReadやSequential Writeでも安定したパフォーマンスを確認できました。256GBと512GBの比較では、設計仕様どおり512GBの方がWrite転送速度が速く、ランダム転送速度も同じく512GBの方が速いという結果でした。

HDDと比べてもコスト差が小さくなりつつあるSATA SSDについて、産業用途向けにはハイパフォーマンスが期待できるHIKSTORAGE製SSDをご検討いただくことをお勧め致します。


会社紹介:HIKSTORAGE社とは


HIKSTORAGE社は2017年に設立されたストレージメーカーです。

中国大手監視カメラメーカー HIKVISION社の子会社一つとして、映像監視業界で培った長時間録画のノウハウを活かしたストレージ製品をラインアップしています。コストパフォーマンスの良さと、お客様のご要望に合わせたご提案ができることを強みとしています。

また、OEMとODMのカスタマイズサービスも柔軟に対応可能ですので、ご検討の際はぜひご相談下さい。

佐鳥SPテクノロジは正規販売代理店契約を締結し、法人様向け製品の販売を行っております。

詳しくはこのコラムをご覧ください。https://www.satori.co.jp/sptechnology/column/hikstorage.html

会社紹介:HIKSTORAGE社とは


HIKSTORAGE社は2017年に設立されたストレージメーカーです。

中国大手監視カメラメーカー HIKVISION社の子会社一つとして、映像監視業界で培った長時間録画のノウハウを活かしたストレージ製品をラインアップしています。コストパフォーマンスの良さと、お客様のご要望に合わせたご提案ができることを強みとしています。

また、OEMとODMのカスタマイズサービスも柔軟に対応可能ですので、ご検討の際はぜひご相談下さい。

佐鳥SPテクノロジは正規販売代理店契約を締結し、法人様向け製品の販売を行っております。

詳しくはこのコラムをご覧ください。https://www.satori.co.jp/sptechnology/column/hikstorage.html

購入までの流れ

当社では、組み込みストレージ製品の導入検討から購入までを技術サポート含め一貫して提供しています。在庫や価格情報などを詳しく知りたい場合は、ぜひお問い合わせください。