HIKSTORAGE製 microSDカードパフォーマンスについて
投稿日:2024/2/28
更新日:2024/2/28
佐鳥SPテクノロジ社で取り扱っていますmicroSDカードの中から、今回はHIKSTORAGE社製microSDカード
HS-TF-M1 (128GB)について、パフォーマンスを測定してみたいと思います。
SDカードの仕様について
HIKSTORAGE製microSDカードM1シリーズの主な仕様は、以下の通りです。高速データ転送と、動作温度範囲が-25℃~85℃と幅広いのが特徴です。
測定PC環境
今回のパフォーマンス測定で使用するPCの仕様は、以下の通りです。
CPU インテル Core i7-11700
チップセット インテルB560
メモリ 8GB
OS Windows 11 64ビット
パフォーマンス測定結果
まずは、皆さんもよくご存じのパフォーマンス測定ソフトウェアである、「Crystal Disk Mark」で測定しました。
【Cristal Disk Markとは】
各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフトです。
https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/
・測定結果
転送速度の測定では以下の通りでした。DDR200モードでの転送速度はReadで160MB/sを超え、Writeで150MB/sに近づく高速転送を確認しました。
(2)Sequential Read/Write(TxBench)
次は、株式会社Texim社が提供している「TxBench」にて、SSD全体のSequentialパフォーマンスを測定してみます。
【TxBenchとは】
SSDやHDDなどのストレージ性能を計測するベンチマークソフトウェアです。
・測定結果
Readは160MB/s、Writeは80MB/s前後で安定した転送速度を実現しています。
最後に、「Iometer」にて、Random R/W混在のパフォーマンスを測定してみます。
【Iometerとは】
Iometer は、もともとインテル社によって開発され、その後Open Source Development Lab (OSDL)に譲渡されました。現在はIometerプロジェクトとして、SourceForge.netに登録され提供されている単一システムおよびクラスター化システム用の I/O サブシステムの測定および特性評価ツールです。
・測定結果
ランダムReadとランダムWriteの割合を変えて測定しましたところ、ランダムReadの割合が多い方が速い傾向があります。
評価結果まとめ
microSDカードHS-TF-M1のパフォーマンスを測定してみました。
本モデルのmicroSDカードは、512GBまで用意されており、高速データ転送と、温度範囲の広い製品となります。
PCでのパフォーマンス測定でも、高速転送が確認できました。
幅広いアプリケーションにわたって、優れた耐久性、信頼性、拡張された温度範囲を実現する、HIKSTORAGE社製 SDカードを是非お試しください。
会社紹介:HIKSTORAGE社とは
HIKSTORAGE社は2017年に設立されたストレージメーカーです。
中国大手監視カメラメーカー HIKVISION社の子会社一つとして、映像監視業界で培った長時間録画のノウハウを活かしたストレージ製品をラインアップしています。コストパフォーマンスの良さと、お客様のご要望に合わせたご提案ができることを強みとしています。
また、OEMとODMのカスタマイズサービスも柔軟に対応可能ですので、ご検討の際はぜひご相談下さい。
佐鳥SPテクノロジは正規販売代理店契約を締結し、法人様向け製品の販売を行っております。
詳しくはこのコラムをご覧ください。https://www.satori.co.jp/sptechnology/column/hikstorage.html
購入までの流れ
当社では、組み込みストレージ製品の導入検討から購入までを技術サポート含め一貫して提供しています。在庫や価格情報などを詳しく知りたい場合は、ぜひお問い合わせください。